解体工事や改修工事を行うとき、アスベストの事前調査を行う必要があります。事前調査は書面および現地の2つがあり、書面は工事対象物に使用されている材料や設置工事が行われた日を確認、確認した材料にアスベストが含まれている可能性があるか確認を行います。現地では、書面で確認した内容と異なる部分がないことを目視で確認する作業になります。現地の材料情報を基にしてアスベストの含有に置ける可能性を確認します。

ただ、書面や現地でも含有の判断が難しい場合は、現地で対象の材料を採取して分析を行いますが、採取は誰もができる訳でありません。従事できる人は、厚生労働大臣が定める実技講習を受講、修了試験で合格している人や合格者と同等以上の知識および技能を持っていることが認められている人です。調査を行う場合も資格が必要になりますが、その資格にはいくつかの種類が存在します。一般建築物石綿含有建材/特定建築物石綿含有建材/一戸建て等石綿含有建材調査者、石綿作業主任者や石綿取扱作業従事者特別教育などの種類がありますが、石綿作業主任者を除くと実務経験が必要です。

そのため、実務経験が要らない石綿作業主任者を取得してから他の資格を目指すやり方がおすすめです。ちなみに、建築物石綿含有建材の資格は比較的内容が難しいため、事前に作業主任者講習を受講しておくと基礎的な知識を身に付けることができるので資格取得に役立てることができるなどのメリットを持ちます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です